こんにちは!しつけを担当しているチョンです!
今回は食べると嬉しい効果だけではなく、飼い主さんも楽しめる超がつくほど簡単レシピも書きましたので、ぜひ実践してみてください。
では、前回に続き犬が食べてもいい野菜と期待される効果パート2を紹介いたします。
・さつまいも
・トマト
・なす
・にんじん
・白菜
・パセリ
・パプリカ
・ピーマン
・ブロッコリー
・レタス
・山芋
焼いたり、ふかしたり、天ぷらにしたりなど、様々な料理を楽しめることができる「さつまいも」ですね!
柔らかく蒸したさつまいもであればアゴの力が弱い超小型犬やシニア犬などでも食べることができます。
また、さつまいもはアレルギーが発症しにくい食材といわれています。
炭水化物はエネルギー源、
ビタミンCで細胞の酸化を守り、
ビタミンB6で皮膚を丈夫にし、
食物繊維で便秘解消する
など様々な栄養成分が含まれているため、健康効果が期待できるでしょう。
<注意点>
生のさつまいもは消化に悪いため、蒸したりして中まで柔らかくなるように十分加熱してから与えます。
加熱したさつまいもは甘味が強くなるので犬も好みます。
蒸した芋は火傷に注意してくださいね。
結石ができやすいタイプや、腎臓心臓の疾患を抱えている場合はあげる前に獣医師さんに確認しましょう。
さつまいもに含まれるシュウ酸とカリウムによって病気を悪化させてしまう可能性があります。
<レシピ>
☆さつまいもチップス☆
材料
さつまいも お好み
1、さつまいもをチップスになるよう極薄くスライスする
2、水にさらしてアク抜き
3、クッキングシートをしいた鉄板に並べる
4、オーブンでパリパリになるまで焼く
☆さつまいもボーロ☆
材料
さつまいもー100~120g
片栗粉―大さじ2
水―大さじ1
作り方
1、サツマイモの皮をむき、ゆでてつぶし、ボールに入れ、材料を全て加え、よく練ります。
2、オーブンを170度に温めて、鉄板にクッキングシートを敷いておきます。
3、1を小さめに丸め、鉄板に並べて、片面10分、裏面10分焼き、焦げ目がついて、少し固くなれば完成です!
形はハート型や星型、四角などお子さんとも楽しく作れるのでおすすめです!
飼い主さんと愛犬が一緒に楽しく食べれるので、これで愛犬との楽しい生活増し増しです!
スープやソース、ジュース、缶詰、ケチャップと、様々な製品に使用されている人気のトマト。
ダイエット効果が話題になり、健康への効果が注目されていますよね。
トマトは「βカロテン」「リコピン」「ビタミンC」「ミネラル」などの栄養素も豊富です。
トマトを与えるときには、加熱しましょう。
トマトに含まれるリコピンは、加熱によって吸収率が高くなります。
<注意点>
犬が食べてものいいのは「真っ赤な完熟トマト」だけです。
トマトケチャップには玉ねぎのほか、香辛料や塩分など犬にとって危険なものが使われているので絶対にあげないようにしましょう。
塩や調味料で味つけされたものが多いドライトマトも、与えるのは避けましょう。
<レシピ>
☆トマトアイス☆
材料
トマトー300g(約2個)
作り方
1、トマトをミキサーにかけます。
2、ジップロックバッグMサイズに入れ、平らにして半日〜1日冷凍させるだけで、完成です!
残ったらそのまま冷凍庫に戻せばOKなので、残暑厳しい日のクールダウンにもなります。
トマトスープや、肉と一緒に煮込むトマトリゾットやトマトを細かく刻んで小麦粉と混ぜてクッキーとしてあげれるので、色々レパートリーを増やせそうですね。
ナスの栄養素として特徴的なのが、紫色の皮に多く含まれる「ナスニン」という色素です。
「ナスニン」にはガン予防や老化防止に期待ができ、加熱してもその働きは衰えません。
愛犬にナスを食べさせる際は、「ナスニン」が含まれている皮は剥かないで、細かく刻んであげましょう。
ナスを生で与えると消化に悪く、胃腸の負担になる可能性があるため、「茹でたり」「蒸したり」、「電子レンジで加熱」することをおすすめします。
<注意点>
葉や茎は与えないようにしましょう。
「アルカロイド」は実よりも葉や茎に多く含まれているといわれています。
アルカロイドをどのくらい摂取すると影響があるかは、今のところ明確ではありませんが、葉や茎を与えることは避けましょう。
<レシピ>
☆ナスと豆腐とササミ和え☆
材料
ささみ 2分の1本
ナス 8分の1本
豆腐 50g~60g
作り方
1、ナスを小さく切って茹でます。
2、ササミを茹でます。
3、ボールにササミを茹でた時のゆで汁と豆腐を混ぜ合わせます!
4、ささみ、ナスを加えてさらに混ぜ合わせて、フードにかけて完成です!
ドライフードの上にかけてもおいしいナスと豆腐とささみのレシピです!
豆腐はヘルシーなイメージがありますが、犬にとっては脂肪の多い食材です。
ヘルシーだと思って与えすぎるとカロリーオーバーになりやすいので注意しましょう。
ですが、豆腐とササミは豊富なたんぱく質で皮膚や筋肉を作り、毛ツヤを良くしてくれる栄養素も豊富です。
にんじんと言えば、βカロテンですよね。皮膚や被毛、骨の成長などにかかわる大事なビタミンです。
他にも、体に入ってきた細菌をやっつけたり、酵素の働きをサポートするなど、健康を維持するために働いてくれるのです。
また、にんじんは野菜の中でも特にカロリーの低い野菜ですので、ヘルシーな食物と言えます。
ダイエット中の愛犬に与えるのもおすすめです。
<注意点>
にんじんは、ビタミンAの一種であるβカロテンを多く含む食材です。なのであげすぎると「ビタミンA中毒」になる可能性があります。
犬に多いビタミンA中毒とは、ビタミンAが過剰となり、身体に負担がでてくる症状です。
例えば、下記のようなビタミンA中毒の症状があります。
「肝臓トラブル」「皮膚トラブル」「嘔吐・腹痛」「無気力・食欲不振」
<レシピ>
☆にんじんプリン☆
にんじんー30g
無調製豆乳ー150ml
粉ゼラチンー5g
お湯ー50ml
作り方
1、よく洗って、にんじんをすりおろす(皮ごとでも大丈夫です)
2、無調製豆乳と混ぜます。
3、粉ゼラチンをお湯で溶かします。
4、3を2に入れてよく混ぜ合わせます。
5、容器に入れて冷やし固めて完成です!
にんじんもカリカリッとチップにしたり、クッキー、にんじんボーロも作りやすくおすすめです!
95%が水分ですから、水を飲む量が少ない犬にとって、水分補給できるメリットがあります。
少量ではありますがビタミン類もバランスよく含有されていて、カリウムやカルシウムが豊富に含まれているのが特徴です。
白菜は食物繊維が多く、加熱すると柔らかくなりますから、噛む力の弱くなった老犬にも安心して与えられます。
白菜を茹でた際の茹で汁にも栄養が含まれていますので、一緒に食べさせてあげることをおすすめします。
<注意点>
白菜には食物繊維が豊富に含まれているので、与えすぎると消化不良になってしまい、下痢や嘔吐などの原因になってしまう可能性があります。
また、甲状腺に疾患がある犬にはあげないようにしましょう。
白菜にはゴイトロゲンという成分が含まれていて、体内において甲状腺ホルモンをつくるために必要な物の吸収を妨げます。
<レシピ>
☆ブロック型バーグ☆
材料
ささみー4本
白菜、小松菜、大根、さつまいもー適量
作り方
1、ささみ、野菜類を全て蒸して、全て混ぜます。
2、混ぜたものをサランラップで包んで、オーブン皿に移します。
3、オーブンで180℃、60分焼来ます。
4、中まで火が通ったのを確認したら、焼き色を濃くするため、トースターで軽く焼きます。
5、冷めてから一食分のサイズにカットして完成です!
パセリはハーブの一つです。
パセリには体にいいものが沢山あります。
ビタミンCをはじめとしたビタミン類はもちろん、免疫力を高めるといわれるβカロテンも多く含まれています。
それらより「食欲不振に効く」「消化吸収をよくする」「解毒作用」「発汗作用」「免疫力の効果」「疲労回復」「利尿作用」などの効果が期待できます。
与え方は生でも、熱を加えてもどちらでも大丈夫です。
<注意点>
消化しにくいので細かく刻んで少量をトッピング程度にしましょう。
<レシピ>
☆ヘルシーラスク☆
犬用の食パンがあるとベストなレシピです!
材料
犬用の食パン
オリーブオイルー適量
パセリー適量
作り方
1、パンを食べやすいように4等分や6等分にカットします!
2、パンの表面に刷毛でオリーブオイルを塗ります。なければ、スプーンやナイフを使ってもいいでしょう。
その上に刻んだパセリを乗せます。
3、オーブントースターで軽く色がつく程度に焼きます。
与えるときは人肌に冷ましてあげましょうね。
パプリカには様々な色のものがありますよね。
主に赤・オレンジ・黄の3色がありますが、色によって含まれる栄養素に若干違いがあります。
黄色のパプリカにはビタミンCが特に豊富に含まれています。
赤パプリカには新陳代謝を活発にして血行を良くするカプサイシンが多く含まれています。
オレンジ色のパプリカにはβカロテンが豊富に含まれています。その量はなんとピーマンの20倍です。
大量に与えないように気を付けた上で、細かく切る、粉末にしたパプリカパウダーを使うなどして、ワンちゃんがなるべく消化しやすいよう工夫してあげることが大切です。
<注意点>
生のまま与えても大丈夫ですが、消化が悪いので湯通しやグリルなどで加熱してあげるのがおすすめです。消化しづらいヘタや種は取り除いてあげましょうね。
<レシピ>
☆パプリカのキャッシュ☆
材料
たまごー1個
パプリカー10g
にんじんー10g
小松菜―20g
鶏ミンチ30g
作り方
1、野菜は全てみじん切りにして卵を溶き、材料を全て入れて混ぜ合わせます。
2、小さ目のフライパンに薄くオリーブオイルをひき、生地を流し入れます。
3、弱火して蓋をします。
4、約10分焼き火を止めて、蒸らして完成です!
緑黄色野菜のひとつであり、とても栄養が豊富です。独特な匂いと苦味が特徴ですね。
βカロテン (抗がん作用)
ビタミンC (皮膚や粘膜を丈夫にする)
ビタミンA (皮膚のターンオーバー)
ビタミンP (毛細血管の強化)
テンペル (抗がん作用)
クロロフィル (免疫力の維持)
ピラジン (血液の流れをよくする)
また、ビーマンには口臭予防や口内環境を整える効果もあると言われています。
<注意点>
食物繊維を多く含むので、細かく刻んであげるようにしましょう。
<レシピ>
☆ピーマンのスムージー☆
材料
ピーマンー5g
バナナー20g
水―少々
作り方
1、種とヘタを取ったピーマンを細かく切ります。
2、スジと端をとったバナナを用意します。
3、ピーマンとバナナと水少々をフードプロセッサーで混ぜ合わせ完成です!
スムージーはアレンジしやすいので他にも好きな野菜や果物があれば、一緒に混ぜてもいいですね。
与える量は犬の体重1kgにつき大さじ1杯程度です。
余った分は飼い主さんも一緒に美味しく飲めて楽しめます。
栄養豊富でおいしい緑黄色野菜のブロッコリーですね。
ブロッコリーには、ビタミンKやビタミンC、葉酸などのビタミン、カリウムやマグネシウムなどミネラルがたっぷり含まれています。
<注意点>
茹でてあげましょう。
そうすることで尿路結石の原因になりやすいシュウ酸も減らすことができます。
ブロッコリーの「茎」は大変固い部分です。
愛犬にブロッコリーを与える場合は、皮を厚めにむいたものをよく茹でてからにしましょう。
<レシピ>
☆オリジナルスープ☆
材料
ブロッコリーー50g
鶏むねひき肉ー80g
無調整豆乳ー100ml
水ー200ml
作り方
1、鍋に水を入れ、沸騰したらブロッコリー、鶏ひき肉を加えて火が通るまで煮ます。
2、1で煮込んだ具材、豆乳を入れて滑らかになるまでミキサーにかけて完成です!
ドライフードにトッピングしたり、加熱して炊いた白米を煮込んでリゾット風にアレンジしたり、使い道は色々。冷凍して保存もできます。
飼い主さんが食べるのであれば、コンソメを小さじ1、塩を小さじ1/2入れると美味しいです!
レタスはたくさんの栄養も含まれており、サラダとしての定番野菜です。
レタスの95%は水分です。水をなかなか飲んでくれない犬の水分補給に活用できるでしょう。
また、とっても低カロリーな野菜です。肥満気味の犬に与えれば、低カロリーながら満腹効果が得られます。
他にも、ビタミンCやビタミンEが豊富な野菜です。これらには抗酸化作用があるので、老化防止や血管を強くする効果を期待できます。
<注意点>
レタスには微量ながら、「キシリトール」という有毒な成分が含まれています
キシリトールを過剰摂取すると、インスリンの過剰分泌が起こり、最悪の場合は死に至ります。
致死量のキシリトールをレタスだけで摂ろうとすると、体重1kgあたりレタス2kgが必要ですので、通常食べる量であれば問題ありません。
<レシピ>
☆ホットドッグ☆
材料
犬用のパンー2個
レタスー10g
生ソーセージ2本
作り方
1、生ソーセージを90〜80度で5分ほど茹でて、フライパンに移し、焼き色をつけて取り出します。
2、包丁で口の部分に切り目を入れて、ソーセージ、レタスを挟んで完成です!
とっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
日本では古くから食べられてきた食材で、「山のうなぎ」といわれるほど栄養価が高く、幅広く、人や犬の健康をサポートしてくれる食材ですね。
山芋にはアミラーゼという消化を促進する成分が含まれているので、胃腸にもやさしい食材といえます。
そのほか、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類、カリウムなどのミネラル、そして食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれているのも特徴です。
<注意点>
人間だけではなく、犬の皮膚に付着した場合も同様にかゆくなります。
皮膚に付着させないようにしましょう。
そのため、皮膚の弱い犬やアトピーを持つ犬にはあげないほうがいいでしょう。
山芋を触って痒くなった経験がある方も多いかもしれませんが、これは山芋に含まれるシュウ酸カルシウムが原因で起こります。
シュウ酸カルシウムを取りすぎると、尿路結石の原因になるため、腎・泌尿器の疾患がある犬には与えないようにしましょう。
<レシピ>
☆焼き鳥盛り☆
鶏ミンチー約250g
山芋―大さじ2
オリーブオイルー適量
作り方
1、ミンチにすり下ろした山芋を加え、粘りが出るまでしっかり混ぜます。
2、熱したフライパンにオリーブ油をひき、スプーンで一口サイズに落として焼いて完成です!
飼い主さん用は、砂糖や醤油で甘辛く絡めたり、塩や山椒を適量かけて食べても美味しいですよ!
野菜は犬にとって嬉しいおやつに変わります。
市販のおやつが心配であれば、飼い主さん自身で作った料理を愛犬にあげるのもいいでしょう。
喜んで食べる愛犬も多いと思いますが、量には十分注意しましょうね。
体質により、お腹を壊すなどといった症状がでるようであれば、いったんやめて様子をみることも必要です。
手作りおやつの定番といえば、クッキーですが、クッキーはどんな野菜でもクッキーにできるので手始めにクッキー作りから始められるのもいいかもしれませんね。
色々なおやつを作って、自分が作ったものを愛犬と一緒に食べれるのは嬉しいですし、楽しいです!
「犬には犬に野菜は必要ない。」犬は野菜を消化できないから与える必要はないということを時々耳にします。
たしかに肉食に近い犬は野菜の繊維質の消化が得意ではありません。
ですが、消化しにくさを生かしたメリットもあります。
便秘予防や腸内環境を整えたり、腹持ちを良くする効果があります。
良いところを活かして、適量をあげていきましょう。
では、一度きりの人生、これからも楽しい”わんだふる”ライフをお過ごしください!
前のページへに戻る