こんにちは、しつけを担当しているチョンです!
パート1に続き、パート2では犬種別に気をつけたい病気や病気のサインについてお伝えしていきます。
愛犬とはいつまでも一緒に元気でいたいですよね!!
愛犬が長生きするヒントがたくさんあるので、何度も読み返す事をお勧めします!
愛犬のサインに早く気付けるように、この記事を活用していただければ幸いです。
・犬種別に注意したい病気
・病気一覧
・早く気付いてあげたい病気のサイン
・終わりに
犬は血統によって遺伝的にかかりやすい病気があったり、体系や体質の特徴からかかりやすい病気があったりします。
犬種ごとにかかりやすい病気の情報を知り、リスクのある病気の予防を知りましょう!
犬種別にかかりやすい病気の一覧になります。
また、下記の方には、病気の説明も載せましたのでどんな病気なのかわかりやすく書きまとめました。
(トイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダード)
糖尿病
外耳炎
気管虚脱
マラセチア皮膚炎
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)
水頭症
気管虚脱
糖尿病
椎間板ヘルニア
白内障
気管虚脱
脱臼
水頭症
白内障
白内障
糖尿病
クッシング症候群
アトピー性皮膚炎
緑内障
白内障
認知症
気管虚脱
アトピー性皮膚炎
脱毛症
脱臼
白内障
椎間板ヘルニア
白内障
脱臼
難産
※小型犬の中でも身体が小さい部類に入るパピヨンは、産道も細く難産になりやすい傾向があります。
アトピー性皮膚炎
マラセチア皮膚炎
白内障
白内障
尿石症
短頭種気道症候群
アトピー性皮膚炎
股関節形成不全
インスリノーマ
胃捻転
脱臼
水頭症
白内障
アトピー性皮膚炎
股関節形成不全
白内障
甲状腺腫瘍
糖尿病は1型が多いです。膵臓からインスリンという血液中の糖をエネルギーとして各細胞内に取り入れる働きをしているホルモンがあります。
このインスリンの分泌がほぼ無くなったり、不足して働きが悪くなり、体に取り込めなかった糖が血液中に大量に残るため、尿の中に糖が出てきてしまうのが糖尿病です。
通常は軟膏が丸い形状を維持していますが、気管虚脱では丸い形状を維持できません。そのため咳が出たり、異常な呼吸音がなったり、呼吸困難といった症状を起こすこともあります。
マラセチア皮膚炎の原因となるマラセチア菌は、湿度の高い環境で増殖しやすいという性質があります。
そのため、皮脂や耳の分泌量が増えたり、犬が皮膚をしつこく舐める・掻くといった行動をとり皮膚の状況を悪くしたりしたときに発症しやすくなります。
耳が垂れていることと耳道にも毛が生えていることから、耳垢に細菌が繁殖して炎症を起こしやすいことが分かっています。
老齢の小型犬に発症が多い心臓の病気です。心臓の左心房と左心室の間にある血液を送り出すために開いたり閉じたりする機能を持つ弁が、なんらかの原因で変性し、閉鎖不全が起こる病気です。
すごい読みにくいですよね。私も初めはなんと読むのかわかりませんでした。
後天性のものもありますが、ほとんどは生まれつきの奇形が原因と言われています。チワワはアップルヘッドといわれる独特の丸い頭をしているため、水頭症が発症しやすい犬種です。運動障害や知覚障害、麻痺などの症状が表れます。
椎間板(ついかんばん)とは、背骨の間にあるゼリー状の組織で、骨と骨の間でクッションのような役割をしています。
椎間板は外側が「線維輪(せんいりん)」という組織、内側が「髄核(ずいかく)」という組織からなっています。
内容物が突出することで脊髄を圧迫し障害を起こすなど、さまざまな神経症状を引き起こす病気が椎間板ヘルニアです。
白内障はこの水晶体の一部もしくは全部が何らかの原因で変性し、白く濁ってしまう病気です。
主に、ハウスダストや花粉、カビなどに皮膚が接触することなどが原因となり、皮膚炎が発症するといわれています。発症には遺伝的な素因の関与があるといわれており、6か月から3歳くらいでの発症が多いようです。
目の中の水(眼房水)が溜まり、目の中の圧力が上昇することによって、目の痛みや視覚障害を引き起こす病気です。視覚機能はダメージを受け続けると元に戻らなくなるため、できる限り早く眼圧を下げる必要があります。
主な症状は、夜鳴き、徘徊、急に性格が変わる、無気力などがあります。夜になると興奮して吠え出したり、歩き回ったりするほかに、何かに対して反応が悪い場合は認知症を疑ってもいいかもしれません。認知症によって大人しかった犬が一転して攻撃的になることもあるので注意して様子を見ましょう。
換毛期による抜け毛ではなく病的な脱毛は、季節を問わず現れます。肌が丸見えになるくらいに毛が抜けてしまっていたり、一部の被毛だけが抜け落ちてしまったり、脱毛以外の症状(かゆみや、赤み、発疹など)が現れたりします。
脱毛の原因については、脱毛する場所や、症状によってある程度分類することができますが、2つ以上の病気を併発して発生することもあるため、原因の特定がなかなか簡単ではありません。
犬の後肢にある膝蓋骨(膝にあるお皿のような骨)が正常な位置から内側、または外側に外れてしまう状態をいいます。小型犬では、膝蓋骨の内側への脱臼(内方脱臼)が多くみられます。
副腎は、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を分泌する器官です。犬でよくみられるホルモン異常の病気ですが、このコルチゾールは、体の免疫系やストレスに対する作用などさまざまな働きを担っています。コルチゾールが過剰に分泌されることにより、さまざまな症状が引き起こされた状態をいいます。
症状が進行すると免疫力が低下し、皮膚炎や膀胱炎などにかかりやすくなったり、糖尿病などの病気を併発したりするので注意が必要です。
体内のミネラル成分が集まって、結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べものなどが主な原因となります。結石は主に膀胱、尿道、腎臓に形成され、頻尿や血尿がみられるほか、尿道に詰まってしまうと尿が出なくなることもあります。
呼吸困難を引き起こすようないくつかの病気が重なって起こる、マズルの短い短頭種にある特有の病気になります。いびき、口をあけてハアハアする呼吸(パンティング)、嘔吐などの症状がみられ、暑さや肥満で悪化することがあります。
股関節の形が生まれつき異常な形、骨盤のへこみが浅いため大腿骨の先が抜けやすく、うまく関節がかみ合わず歩行の異常などが現れます。
膵臓の内分泌の細胞の中でインスリンの分泌を担う細胞にできる悪性腫瘍(がん)です。インスリンを過剰に分泌してしまうことで主に低血糖の症状が起きる病気です。
胃が拡張し、ねじれ(捻転)を起こすことで起きます。胃や周囲の血流が遮断されることで、急激にショック状態に陥るため、緊急性の高い病気です。発生後数時間で死に至ることも多くあります。
甲状腺は気管の両側にある組織で、甲状腺ホルモンを生成・分泌しています。甲状腺にできる腫瘍には良性(甲状腺腫)と悪性(甲状腺癌)がありますが、犬の場合、90%が悪性のガンだといわれています。
いつまでも健康で一緒に愛犬といたいですよね。
少しでも早く病気のサインに気づけたらと思うのです。
全部はたくさんあるので、特に大切なことをピックアップしてお伝えします!
抜け毛の原因は様々です。老化や換毛期による換毛と言う単純な理由もあれば、アトピーやアレルギーによるもの、カビや細菌性の皮膚炎、ホルモンや甲状腺など内分泌性の疾患によるものもあります。
脱毛以外の疾患、例えばかゆみの有無、10円ハゲのような円形脱毛の有無などから、総合的に判断します。
ブラッシングやトリミングの時に家の抜け方が異常の場合は、円形脱毛や発疹がないか全身をチェックしてみましょう。 異常な量の抜け毛なら早めに相談すると良いでしょう。
赤みや湿疹が見られることがあります。鼻先で地面をクンクンとかぐときに土経由で細菌やカビに感染することが原因で起こります。カーペットやクッション等の布製のものはしっかり消毒し、清潔な環境を保つことが予防になります。
春や秋の換毛期(毛の生え替わるの時期)でもないのに大量の毛が抜けた時は注意が必要です。考えられる病気として寄生虫、アレルギー、細菌などの皮膚病です。進行すると毛の抜ける範囲は全身に広がっていきます。ノミアレルギーの場合はしっぽの付け根から背中にかけて、毛が抜けて同時に皮膚炎が起きます。
ブラッシングを毎日3分でもすることで、脱毛の早期発見に繋がりますね!!
他にもスキンシップのひとつであったり、皮膚の血流が良くなったりといい事だらけなので、ぜひ毎日するといいですね!
《考えられる疾患》
アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、脱毛症、皮膚病、内分泌性疾患(ホルモンの異常)など
体臭が強くなった。愛犬も動物なので獣臭がします。しかしいつもの体臭と違う変な匂いを発するようになった時は要注意です。その匂いが体全体からする場合は皮膚病が考えられます。皮膚病である場合は皮膚異常やかゆみを伴うことがあるのでそれらの有無を一緒にチェックしましょう。
《考えられる疾患》
皮膚病など
歯石が溜まって歯周病になっている可能性が大きいです。日ごろから歯磨きをしたり、ご飯を食べた後はデンタルケア用のガムを与えるほか柔らかい餌ばかり与えないことが予防になります。口の中をチェックして、においがひどかったり、歯と歯茎の際に黄色い歯石が付いていたりする場合は、獣医さんと相談し、スケーリングがしなくて済むように日頃からの予防ですね。
《考えられる疾患》
歯周病、口内炎、歯槽膿漏など
耳から悪臭がする場合は、耳垢が溜まっている場合が多いです。溜まった耳垢が空気に触れると悪臭を発するようになります。
通気性の悪い垂れ耳の犬によくみられるため、ケアが必要となってきます。耳に細菌が入り、感染すると外耳炎や中耳炎が起こり、痒みがあるので犬はよく頭を振ったり、耳をかいたりします。
《考えられる疾患》
外耳炎、中耳炎など
膀胱炎や尿道炎にかかるとおしっこの匂いがきつくなります。また肝臓や腎臓などに疾患がある場合には匂いとともに色が濃くなります。逆に糖尿病の疑いがある場合には、色が薄くなり、尿からは甘い匂いがします。膀胱炎はメスの方が尿道が短いためかかりやすいです。
ワンコの便秘はさほど多くはありませんが、下痢はよく起ます。食べ物の変化、環境の変化、胃腸のトラブル、感染症、寄生虫など下痢の要因は様々です。すぐに症状が収まるようであれば問題はありませんが、どちらも症状が続くようであれば必ず動物病院に行き受診するようにしましょう。
愛犬の健康管理をする上で、排便状況の確認はとても大切になってきます。食べ過ぎ、食べられないものを食べたとき、ストレスなどでも便の状態は変化します。おしっこやうんちの状態に異常が見られた場合は動物病院へ持参して検査してもらいましょう。
便のチェックリスト
尿のチェックリスト
《考えられる疾患》
糖尿病、クッシング症候群、腎炎、腫瘍、肝機能低下、感染症、前立腺肥大 など
食べてすぐに嘔吐し咳き込んでいて苦しそうであれば、何らかの異物を飲み込んでしまった可能性があります。家庭内や散歩中など犬が口に入れてしまいそうなものには注意をしましょう。先の尖ったものなどは食堂を傷つけてしまうこともあるので、より注意が必要になってきます。
口から血を吐くと言う症状には「喀血(かっけつ)」と「吐血」の2つがあります。かっけつは、肺や気管支から出血が起こることで、口から血液を吐き出すことを指します。かっけつは鮮やかな赤色で、吐血は黒ずんだ色をしています。
吐血は、食堂や胃などの消化器から出血があった場合に吐き出されます。
吐く仕草はするものの何も物が出てこないと言うのは、食道にかけて何らかの違和感があるときにする仕草です。具体的には口内炎、食道などに炎症があるかできものがある可能性があります。
日常生活の中で、食欲がなかったり動くのが億劫だとか、どこかが痛いような素振りなどを観察し、変だと思ったらすぐに獣医さんに相談する事をすすめます。
嘔吐が3日以上続く場合は病気を疑ったほうがいいかもしれません。
元気は食欲があったとしてもいちど病院で受診することをお勧めいたします。特に体重が短期間に5〜10%以上減っている場合は病気の可能性もあります。考えられる病気がたくさんあるため、原因を確かめてあげることが、愛犬の為にもなります。
口から出したものを食べてしまうことがあります。これはご飯に対する執着心の強さが原因なので、特に問題はありません。吐き出してもどしたものは、食べたときとほとんど変化していませんので、また食べることがあります。嘔吐で戻したものを動物は食べません。何回も吐いて食べて繰り返す場合は病気を疑ってもいいかもしれません。
嘔吐と吐き出しには、上記のような違いがあるため、飼い主の方が比較的簡単に見分けれるかなと思います。
《考えられる疾患》
食道の疾患、胃炎などの体調不良、胃腸炎、腸閉塞、内臓疾患、食べ過ぎ、巨大食道症 など
犬は病気になっても、痛みを表しにくいと言われています。なので、初期段階に気づくことが難しいとよくいわれます。
だからこそ、毎日のスキンシップや散歩、愛犬とのコミュニケーション、定期的な健康診断が大切になってきます。
継続してすることが難しいですよね。。。
私たちは毎日家から出れば、いろんなコミュニティに属していますよね。
愛犬は毎日、友達と会える訳ではないですし、あなたしかいません。
私たちは愛犬の保護者であり、愛犬の一番の友達です。
愛犬を守ることは私たちの義務です。そしてその義務を果たしながら全身で愛犬との暮らしを楽しみましょう!
今日は、二度と来ないのですからね。
愛犬と少しでも楽しく元気で過ごすために、今日から少しずつ家族と協力しながら、愛犬とのコミュニケーションを増やしていくといいですね!
では、一度きりの人生、これからも楽しい”わんだふる”ライフをお過ごしください!
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