こんにちは、しつけを担当しているチョンです!
今回は愛犬にトイレを覚えてもらいたい飼い主さん向けの記事になります!
愛犬を迎えたら絶対には避けては通れないのがトイレの問題ですよね。
トイレのしつけがうまくできずに、愛犬が家の中であっちこっちにオシッコやウンチをしてしまう、、、
成犬にになってもなかなかできないのはどうして?と困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
愛犬のトイレのしつけで悩んでいる方はぜひご覧ください。
・犬がトイレの場所を覚えてくれない原因
・犬がトイレを外でしかしない理由と対処法
・わざとトイレを失敗してるかも?
・トイレのしつけ子犬編・成犬編
・トイレを失敗した時の対処法
・まとめ
犬には、トイレをするときに自分でお気に入りの場所を決める習性があります。
ここでトイレをして欲しいというのは人側の都合なので、自然と犬が飼い主さんの望んだ場所にトイレをするようになることは、ほとんどありません。飼い主さんが「ここでおしっこをすればいいことがあるよ!」と教えていきましょう。
そのためには、飼い主さんが指定したトイレの場所で排泄できたら、おやつをあげたり、きちんと褒めることが大切なのです。
失敗しないように飼い主さんが適切に誘導する必要があります。 もしトイレをするサインに気づかず失敗してしまっても、犬を責めるのは逆効果になります。
犬は過ぎ去ってしまった出来事と今を関連付けて理解することが難しいので、失敗してしまった場所へ連れて行って叱ってもなぜ叱られているのかがわかりません。。。
また「トイレの場所を間違えたから怒られている」のではなく「排泄自体が怒られること」と勘違いしてしまう場合もあります。
すると、排泄自体を我慢するようになったり、飼い主から見つかりにくい場所でするようになったりと、余計に失敗しやすくなる場合があります。
失敗が起こる原因の一つとして、ケージの外の部屋の環境が影響しています。
犬はオシッコなどの排泄物のニオイだけでなく、土や草のように柔らかい場所でも排泄しやすくなります。そのため、カーペットや畳、足ふきマットなどは勘違いしやすく失敗しやすい場所になります。
これらの素材のものは、失敗してしまうとオシッコなどがしみ込んでしまいニオイが残りやすいため、同じ場所で繰り返し失敗しやすくなります。トイレの環境が変わった
例えば引っ越しした時です。トイレの場所が変わるとどこでトイレをしたらいいのか分からなくなります。そういう場合は、トイレシーツにオシッコを染み込ませて誘導してあげましょう。他に、犬は嗅覚が人よりも優れているので、トイレの周辺に慣れない匂いがするものが置かれていないかも確認してみましょう。
☆豆知識
布団の上で粗相をしてしまうというお話もよく聞きますが、トイレを覚えていない他に愛犬の愛情表現である時もあります。
オシッコをすることで、相手に対して自分をさらけ出し、敵意がないこと、そして仲良く付き合っていきたいという気持ちを伝えるときに用いられます!
また犬が、ウンチやオシッコをしながら飼い主さんを見つめることがあります。この行為は、とても強い信頼を表していると言われています。
「私はあなたを信頼して全てをさらけ出してます」という想いを伝えているのです。
目を離した隙におしっこをしていたり、知らない間、お留守番の時にトイレ以外のところでして、ニオイがついてしまい別の場所ですることで習慣化していることがあります。
トイレのしつけをするときはできるだけ愛犬から目を離さずに動きをよく観察していましょう。手が離せない場合はケージやハウスを使って、失敗させない環境を作りましょう。
犬は昔の野生時代には、寝ている近くで排泄をしてしまうと敵に見つかってしまう可能性が高くなるので寝床の近くで排泄をしない習性があります。きれい好きな動物でもありますが。
自分の寝場所におしっこやうんちをするということは本来嫌がるものですが、時に寝場所とトイレがごちゃごちゃになってしまっている犬がいます。
それは、トイレトレーニングが必要な時期に、うまくトレーニングできなかったということばかりではありません。寝場所とトイレとが区別しにくい環境にあることであったり、その2つがあまりに近接し過ぎていることも1つの原因かもしれません。
寝場所とトイレとの距離を少しあけることができるように初めは広めのサークルやハウスを使うことをオススメします。寝場所とトイレとをなるべく区別できるようにするためです。
ケージやサークルで囲うのは子犬の場合、安心できる場所をつくるという意味の他に部屋のあちこちでトイレの失敗をする経験をさせないためという目的もあります。トイレの場所をしっかりと覚え、部屋で自由にさせても粗相をしなくなれば、最終的にケージやサークルはとってもいいでしょう。
なのでなかなかトイレの場所を覚えてくれない一つの原因として、トイレと寝床が近くないか見てみましょう。
室内ではあまり動きがなく、散歩に外へ出かけたことで腸が動き、外でトイレをすることが多くなった結果、それが習慣化してしまったことが1つの原因だと考えられます。
他にも成犬になると、排泄を長時間我慢できるようになって朝晩散歩で排泄をすれば家の中で排泄をする必要がなくなったということも挙げられます。
ですが、愛犬が病気や老犬になり足腰が弱くなったとき、災害で外に行けない場合、とても困ってしまいますよね。
お外でしたいからと排泄を我慢してしまうのは、体によくありません。
老犬の場合だと、排泄の頻度が高くなることもあり、その度に抱っこして外に行くのでは飼い主さんにとっても負担になってしまいます。
なので、室内でも排泄ができるようにトレーニングしておくといいですね。
お外で排泄をすることが習慣になっている犬を、いきなり家で排泄させるのはとても難しいです。
ですが、「お家で排泄するまで外に出さない」といったルールは作らないようにしましょうね。
まずは愛犬がお散歩中、おしっこをしたらペットシーツで拭き取ってください。
おしっこを染み込ませたペットシーツを排泄をしてもらいたい場所に置いて、「ここで排泄すること」を犬の本能を引き出して教えてあげます。
そこで排泄をしたときは、大袈裟なくらい明るく声をかけて、おやつをあげて褒めてあげましょう。
トイレを失敗することで飼い主さんの様子を確認しようとするときがあります。
犬が飼い主さんの気を引きたいときは、飼い主さんが構ってくれなくなったときや、様子がおかしいとき(落ち込んでいるとき、イライラしているとき)に多くみられます。
もし愛犬がトイレを急に失敗するようになってしまったら、自分自身の振舞いを振り返ってみるといいかもしれませんね。
運動が不足していたり、一緒に遊ぶ時間が少なくありませんか。犬目線になって考えてみると見えてきたりします。日々の生活を思い返し思い当たる節があれば、その原因をなくしてあげることで改善できます。飼い主さんの負担のかからないできる範囲から変えていくといいでしょう。
また、子犬の場合は家に迎えたばかりだと環境に慣れずにストレスを抱えてお腹がゆるくなることがあります。また、子犬は排泄の頻度が多いため、よく観察しましょう。
マーキングによる排尿の特徴は、
「足を上げてオシッコをする」「オシッコの量が少ない」「複数の箇所でする」です。
これは犬の特性の一つで、オスによくみられます。自分の縄張りを主張している意味を指します。去勢が有効的ですが、去勢をしても一度してしまうとまたしやすくなります。なので、マーキングしそうな対象物をなるべく減らすこと、挙動が怪しいときは呼び戻したり、行動を起こさせないように意識を逸らしてあげましょう。
手順
①まずはトイレシーツに慣らしましょう。
トイレシーツを噛んでしまう犬や怖がる犬にはまずトイレシーツの存在に慣れてもらいましょう。
トイレシーツの上におやつを少し置きます。犬がトイレシーツに近づきおやつを食べているときに、褒めながらまたおやつを置きます。慣れてきたら、トイレシーツの匂いを嗅ぐようになるでしょう。その時は声だけで褒めてあげましょう。
②トイレの場所を決めて、設置しそこをサークルなどで囲みます。
犬には人が決めた場所で排泄をしないといけない理由がわかりません。あなたが「ここでトイレを済ませたら褒美がある!」ことを教えていきましょう。
足を上げてトイレをする犬の場合、トイレシーツの敷いてある範囲が狭いかもしれません。このような場合はトイレシーツを2、3枚並べてトイレの面積を広げて、徐々にトイレシーツの敷く枚数を減らしていきましょう。
また毎日観察をしていくと犬がよくする場所がわかってきます。ペットシーツの何処あたりでよくするのかななど様子を見ながら、トイレをしそうもない場所にも敷いていたトイレシートを少しずつ取っていき、段々と敷き詰めたシートの場所を狭くしていくことで、最終的にトイレの場所を覚えさせるというのも1つの方法です。
③トイレをするタイミングを見計らい、トイレシーツに誘導します。
子犬は、まだ体が成長途中のため、よく排泄をします。なので、はじめはあなたが定期的にトイレへ誘導してあげましょう。
子犬がトイレをしやすいタイミングは
・寝て起きた時
・食事後
・水を飲んだ後
・遊んだ後(運動後)
・興奮した後
・床の匂いを嗅ぎだした時
・クルクル回り出した時
などがあります。
上記は排泄のタイミングを知るポイントになるので、決まった時間ではなくても行動が見られたらトイレに連れて行ってあげましょう。
特に遊んでいる最中は興奮して排泄をしやすくなるので、遊びっぱなしにするのではなく、遊びの最中も何度かトイレに連れていくことで失敗を防ぐことができますね。
④少しずつ囲んだサークルの面を減らして、犬が自主的にトイレの出入りができるようにします。成功した時はすぐに褒めてあげましょう。
例えば、10回排泄をしたうち10回全てを褒めることが出来れば、そこをトイレだと覚える確率はグーンと上がります。
しかし、10回のうち3、4回しか褒めれていなければ、トイレを覚える確率は下がりますよね。トイレシーツの上で成功する確率を上げるコツは、失敗を叱るのではなく、成功した時に何回褒めているかがポイントになります。
ポイントとして、排泄をしそうな合図やタイミングを見極め、ソワソワし出したり、床をクンクン嗅いで落ち着きが無くなったりしたら、トイレに誘導して掛け声をかけてあげます。
オシッコもウンチも「ワンツー」と同じかけ声です。違う言葉をかけても構いませんよ。オシッコやウンチが出始めても「ワンツーワンツー」と言い続けましょう。排泄しているときも、繰り返すことで「ワンツー」がトイレへ行き排泄をすることだと学習します。
サークルの中なので成功という結果に終わります。排泄が終わったらすぐにおやつをあげるなどして褒めてあげてください。
繰り返していくと、トイレをして欲しい時に「ワンツーワンツー」と声をかけてあげるとその声に反応して排泄をしてくれるようになります。
友達のお家に遊びにいく時、ドッグカフェに行った時、、ドライブする時などのして欲しい時にして欲しい場所でトイレをしてくれるとお出かけが随分と心軽くなりますよね。
「ワンツーワンツー」と声をかけて排泄をしてくれるようになると、飼い主さんにとって助かるのはもちろん、長時間オシッコを我慢していると膀胱炎になってしまう恐れもあるため、事前にちゃんとオシッコができるので、声かけの練習をオススメします。
トイレも少し覚えてきたので、子犬をケージやサークルから出す時間を長くしていこうって時に最初のうちはサークルに近い場所で遊ばせるようにしましょう。
最初から広い範囲で遊ばせてしまうと、いざトイレに行きたくなった時、子犬にはトイレまで行くつもりはあっても間に合わずに違う場所で粗相をしてしまうこともあるからです。
こうした失敗をさせないためにも、最初は狭い範囲から遊ばせるようにし、徐々にその範囲を広くしていくといいですね!
「成犬になってもトイレの失敗が続いている。。。」とつらい思いをしていませんか。
意識することは子犬の場合と同じで、あなたがトイレの場所を決めて、そこに犬を誘導して、排泄できたら褒めてあげることです。
また、お外でしかしない場合の対処法と同じように、失敗したおしっこをペットシーツで拭き取り、染み付いたシーツをトイレに置きます。
犬は自分のオシッコのニオイがついたところに排泄しやすい傾向があります。 他の犬のオシッコでも、マーキングをしようとしてトイレを覚えてくれる可能性があるでしょう。
ほかにも、下記の場合には泌尿器系に病気の可能性があるので、獣医さんに相談することをオススメします。
・オシッコの回数が増えた
・オシッコのニオイがキツい
・オシッコの量が多い、少ない
・オシッコしようとしてやめる
・オシッコがキラキラしている
・血尿が出ている
回数・ニオイ・量・色をよく確認してみるといいでしょう。
トイレを失敗してしまったら静かに掃除をしましょうね。失敗した時に大きな声を出したり、叱ると「関心を向けられた!」と余計に失敗したところで排泄をしやすくなります。
雑巾やタオルなどで拭く動きは、犬にとって遊びを誘っているようなものなので、ご褒美と勘違いしてしまいます。
大切なことは、あなたがトイレの場所を決めて、そこに犬を誘導して、排泄できたら褒めてあげることです。
なので、失敗をして掃除をしている時はハウスに入ってもらいましょう。ここで、愛犬にして欲しくないことは、排泄するまでサークル中に閉じこめないことです。
タイミングを見計らい5分ほどサークルの中に入れて様子を見るのは構いませんが、サークルの中に長時間にわたって閉じこめてしまうと犬の身体に負担がかかり、ストレスも感じやすくなるので、注意が必要です。
成功のコツは以下の二つを繰り返すことです。
いろいろと考えて頑張ってはいるけれど犬がトイレを全然覚えてくれないときは、トイレトレーニングのやり方を見直す必要があります。
人が見ていられないときは、専門家やペットを見てくれる人に任せるなどトレーニングできる環境を整えましょう。
私たちと愛犬とでは、オシッコをするという行為の意味合いが全然違いますよね。
オシッコが単なる排泄だけではないんだと理解できたときは、愛犬の行動に隠れている気持ち、想いに寄り添うことができます。
トイレトレーニングは、犬も飼い主さんも、お互いがストレスを感じることなく生活するために必要不可欠なしつけです。
上手にトイレが出来てくるとあなたも愛犬も今以上に気持ちよく過ごせると思います。
多くの飼い主さんが最初につまずきやすい問題のひとつですが、覚えてしまえば愛犬とのお出かけや旅行など一緒にできる範囲が大きく広がります。
時間はかかりますが、何度も繰り返し教えていきましょう。
では、一度きりの人生、これからも楽しい”わんだふる”ライフをお過ごしください!
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