動物看護師による訪問ペットシッターサービス"ケアペッツ新大阪店"

ブログ・コラム

2020年09月23日スタッフブログ

【ペットのお悩み解決】犬の気持ちがわかる!ボディーランゲージ編

こんにちは、しつけを担当しているチョンです!

 

少し前まで人と犬との会話は一方的なように思えます。

「私があなたの飼い主なのだから、言うことをちゃんと聞きなさい」

 

これはいい関係と言えるのでしょうか。。。

 

私たちの行動は時に愛犬にとって不安がらせたり、嬉しく感じとってくれます。これらは私たちの行動次第ですよね。犬は自身に危険を感じたら、そこから離れたくて逃げ出そうとしたり、逆に噛みついてくる場合もいあります。

 

犬の行動を理解できたら、愛犬とのコミュニケーションがもっと楽しくなります。愛犬も安心してより一層にあなたのことを信頼してくれるようになるでしょう。

自分の伝えたかったことが愛犬に伝わった時の感動を毎日味わってほしいと思います!

 

目次

・犬のボディーランゲージを読むポイント

・部位別に見るボディーランゲージ

・ボディーランゲージとカーミングシグナルの違い

・代表的なカーミングシグナル

・終わりに

 

 

犬のボディーランゲージを読むポイント

 

犬は周りの状況や環境に常に反応しています。私たちの目線、手の動き、部屋のレイアウトをほんの少し変えるような些細なことも犬にとっては刺激になります。例えば、部屋の家具の位置を少し変えただけでいつもできていたことができなくなる犬もいます。

そして、すごい速さで感情を変化させています。ボディーランゲージを読むにあたって、犬だけをじっと見ていても正しい解釈をすることが難しいです。犬が見ている目線の先や出来事の前後を見て何が起こっているのか全体を観察していけるといいですね。

 

部位別に見るボディーランゲージ

 

口 

・口が開いている

 嬉しい

ストレスを感じている

リラックスしている

警戒している

集中している

 

口が開いている時ほとんど笑っているような顔を見せる犬もいますし、行動を起こす前に様子を伺う時に口が空いていることもあります。

ゴールデンレトリバーやボーダーコリーなどは嬉しいとき口が開いていて口角が長いく、目が穏やかなアーモンド形になっています。また見てみてください。

 

・口が閉じている

 集中している

不快に感じている

警戒している

狙いを定めている

開いていた口がぱたりと閉まるときは何かに気がつき、それが何であるか集中している気持ちを表しています。

 

舌が出る時はカーミングシグナルを出していることがほとんどです。カーミングシグナルについては後ほどお伝えしますね。

 

誰かに近づくときにペロペロと出してカーミングシグナルを出します。これは「今からあなたに近づくけど私はあなたに敵意はないよ」という仕草になります。

 

・耳が前に向けられている

 集中している

警戒している

観察しようとしてる

 

・耳が後ろに寝かされている

 嬉しい

友好を示している

服従を意味している

ホッとしている

苦痛を感じている

怖い、緊張している

不快、ストレス状態である

 

また耳と耳の間がどれだけ広がっているかも見るポイントになります。耳の間が狭い場合、たいていは集中している時です。

 

・丸く開かれた目

 興奮してる

警戒している

怖い

獲物や仲間にそっと忍び寄ろうとしている

・アーモンド形の穏やかな目

 親愛、友好を示している

服従を意味している

満足している

リラックスしている

・白目が見える

 心配

不安である

・目をパチパチと閉じたり開けたりする

 友好を示している

愛想よくしている

 

視線

 

犬は視線を合わさないことで相手からの挑戦を避けようとしています。

相手から反感を買い、余計なトラブルに巻き込まれるのを避けるために視線をそらします。

 頭部

頭の位置を低めにしている

警戒しながら様子を伺っている、マズルが地面に向いているときは親しみをみせる意味もあります。

 

・背が丸まっている

 不安である

自信がない

服従を示している

 尻尾

・下がっている

 集中している

気持ちが落ち着いている

ストレスを感じる

恐怖、警戒している

・かなり上がっている

 集中している

何かの匂いを嗅いでいる

遊びに誘おうとしている

警告している

 

尻尾は感情が動いたときよく現れやすい部分になります。尻尾の全体の形だけでなく、テンションが高いときは尻尾が硬くなっていたり、リラックスしているときはS字になっていたりします。

 重心

・後ろにかかっている

 不安である

自信がない

葛藤している

注意深くしている

重心が後ろにかかっているのはいつでも逃げ出せるように後ろ足を意識している事でもあります。

何かあればすっ飛んで逃げると言う心構えで体重が後ろにかかっていることがあります。

 

・前にかかっている

 自信たっぷりである

遊びのモードである

獲物に狙いをつけている

相手に脅威を与えようとしている

「口が開いている」にしても、同じ仕草でも嬉しいと不快を感じているなど全く異なる意味があるので、その瞬間だけ切り取ってみるのではなく、状況の前後を観察していきましょう。

 

ボディーランゲージとカーミングシグナルの違い

ボディーランゲージは楽しい時や警戒している時などに見られる体の動きや行動で表す「感情表現」です。

カーミングシグナルとは主に自分や相手の気持ちを落ち着かせるため出る「仕草」です。

カーミングとは、英語でCalming(落ちつかせる)という意味です。ストレスを受けたり、不安を感じた時に自分を落ち着かせるためであったり、相手に「少し落ち着いてほしいな」と伝えたいとき、緊張や恐怖を感じる出来事から逃げたいときにカーミングシグナルを使います。

また、他の犬に「あなたに敵意はないよ」「自分はいい子だよ」と認識してもらうとき、他の犬や人と仲良くなりたいときにこのシグナルを使います。

カーミング・シグナルは社会化期にほかの兄弟犬や人と関わりの中で身に付けていくものです。そのため、社会化がうまくできていない犬の場合、ほかの犬のカーミング・シグナルに対応できなかったり、適切なカーミング・シグナルを出せないために、相手に誤解をさせてしまったりとコミュニケーションに失敗してしまうことがあります。

 

代表的なカーミングシグナル

 

顔を背ける

他の犬や人が近づいてきたときにその近づく速さがとても早かったり正面から直線に近づいてくるとよく見られる行動です。

犬を正面から見るときも顔を背ける行動が見られます。

不安を感じていることを表現しています。また私はあなたに対して敵対心がありませんという意思表示でもあります。

 

【実践編】人が怖くて吠えたり警戒している犬に対して

その場所に立ち止まり顔を横に向けることで敵対心がないことを表します。犬からあなたに近づいてくるまでじっと待ちます。

また犬は正面から視線を感じること自体を強いと感じるから目を細めてみたりすると恐怖がやわらぐことがあります。

地面や床の匂いを嗅ぐ

他の犬や人が近づいてきたときに不安を感じて、相手に対して敵意がないことを表す仕草になります。

飼い主さんが愛犬の正面から強く叱るときにも見られます。

体を振る

犬がブルブルするのは「体に違和感がある」や「ストレスを感じている」ことが考えられます。

自分に向かって近づいてくる他の犬に対して不安を感じた時、水に濡れてもいないのに体をブルブルとする行為をします。

これは自分が感じた不安や緊張を自分で落ち着かせようとしている行動です。

 

【実践編】体を振る犬に対して

できるだけ体を降っているときはあまり近づかないで、目線を逸してカーブを描きながら通り過ぎましょう。

そうすると犬は敵意がないことを知って落ち着きを取り戻すでしょう。

 

自分の鼻をペロッと舐める

不安を感じている自分を落ち着かせようとする行動です。

いきなり抱っこされたときや知らない人から体を触わられるときによく見られます。

また少し離れたところから近づいてくる知らない犬や人を見つけたときも緊張してお鼻をペロっと舐める行動を見せます。

立ち止まったり、ゆっくりと動く

これは相手を落ち着かせようとする仕草の1つで、視界に他の犬を発見したときに相手に刺激を与えさせない行動です。また飼い主さんの大きな声で「そんなに興奮しないでくださいね」という意味でゆっくり反応することもあります。

 

【実践編】怖がりな犬に対して

怖がる犬に対して急激な動きは驚かせるので避けましょうね。ゆっくりと近づき体を触るときには、姿勢を低くし犬の横にまわりましょう。手を差し出して、ゆっくりと落ち着いた声で話しかけてみてください。

犬が鼻を近づけてきて十分匂いを嗅いでくれたら、胸あたりから優しくなで始めて、後頭部や首の後ろなど犬が気持ちよく感じるところをそっとなでましょう。

遊びを誘う姿勢

頭を低くしてお辞儀をするような姿勢をとったとき体を動かしていたら遊ぼうと誘導する意味を表しています。

また、しばらく動かなかった状態をとっていたら、相手を落ち着かせようとする場合もあります。

自分よりも大きな犬や神経質な犬に出会ったときにこのような行動を見られます。

 

【実践編】慣れない場所に行ったり、来客で落ち着けない犬に対して

地面に腕を伸ばして犬が遊びを誘うときの姿勢を真似してみましょう。(ちょっと恥ずかしいですよね。)犬は「リラックスしてもいいんだ」と理解してくれます。

座る

他の犬が急に近づいてきたときは「あなたに敵意はないよ」って意味や飼い主さんから大きな声で叱られる時に「落ち着いてくださいね」という意味で行動します。

 

【実践編】落ち着けない犬に対して

飼い主さんが先に座ると犬もゆっくりと落ち着きを取り戻します。家に慣れない人が来て、不安を感じていたら、飼い主さんと来客者さんが一緒に座ると、犬は落ち着きを取り戻してくれるでしょう。

 

カーブを描きながら他の犬とすれ違う

知らない犬とすれ違うとき、2頭の犬はカーブを描きながら通り過ぎるのは、相手に対して敵意がないことを表します。

 

【実践編】狭い道で初めて会う犬とすれ違う時

カーブを描きながら通り過ぎることができない狭い道では、あなたが犬と犬の間に入って、犬の視線を外に向けて通り過ぎるようにしましょう。おやつで視線を逸らすのもいいでしょう。

あくび

テンションの高い相手や不安を感じる相手を落ち着かせるための仕草です。

家族が喧嘩をしているとき、大きな声で犬を叱るときは何回もあくびをすることがあります。

 

【実践編】慣れない場所で緊張する犬、興奮している犬に対して

動物病院やトリミングサロンなど慣れない場所で犬が緊張している場合は目を合わせずに大きくあくびをしてみましょう。それをみて犬は緊張が緩和されます。

また興奮している犬に対しても、あくびをすることで「落ち着いてね」というメッセージを伝えています。

背を向ける

他の犬が唸っていたり飼い主さんに怒られているときに、相手を落ち着かせようとして行動します。

また一緒に遊んでいて興奮した状態だったりしつこく遊ぼうと誘うんで誘ってくる子犬や犬に対しても、落ち着かせようとします。

 

【実践編】走ってくる犬だったりしつこく飛んでくる犬に対して

犬を無視して話を向けてみましょう。犬の感情がずっと興奮しているときに、それを「私たちは嬉しく思っていないよ」ということを伝えることができます。

犬はこの行動をを見て落ち着きを取り戻します。私たちを初めて見て怖がる犬には、背を向けることで「敵意はないよ」ということを伝えることもできます。

間に入る

人同士や犬同士が接近して緊張感が高まり危険性を感じると第三者の犬がその間に入ることがあります。彼は喧嘩を止めようとしているのです。二人の人がソファーで座っていたり体を近づけて踊っていたり膝の上に幼い子供を座らせているときに犬がその間に入り込む場合もこのような仕草がみられます。

 

 

お家で

お家にいるとき、ずっと座って愛犬を観察する時間を持ってみてください。家のように静かな場所では仕草があまり出ないかもしれませんがが、まずは始めてみることをオススメします。

そして家で誰かが動いたと木、歩いているとき、お客さんが来たときに愛犬がどんな仕草をしているのかじっくり観察してみると面白いですよ!

 

他の犬と一緒に

愛犬と一緒にいる時間を最大限に活用してみてください。リードをつけていないところでこそ愛犬の行動をよく観察することができます。みなさんの愛犬は他の愛犬と会ったどんなシグナルを出しているのか見てみると新しい発見があるかもしれませんね。

 

ポイント

よし観察しようと決めたときに、一気に何個も観察しようとせず、あらかじめ自分の中でどの仕草をみようかなと2,3個決めておいて観察するのも1つの方法です。

鼻を舐める、あくびをするなど、すでに知っている仕草も何個かあるか思います。これから観察していき愛犬がどんなときに鼻をなめているのかを見てみましょう。最初は集中して見ていなかったら、なかなか気づきづらいかもしれませんですが、何度も観察していくと自然とわかるようになっていきます!

愛犬が鼻を舐めるたび、その意味を理解するようになったら、次は他のシグナルを観察してみましょう。「体を振る」もわかりやすい仕草なので観観察しやすいかと思います。

 

このように練習していくと愛犬が使っているすべての仕草を理解するようになります。

カーミングシグナルの観察する練習すればするほど愛犬のことを深く理解でき、観察することが楽しい趣味にもなります!

 

終わりに

愛犬と暮らしているの中で主従関係をはっきりとさせないと愛犬が飼い主を甘く見たり、言うことを聞いてくれないと信じている方が多くみられます。

メスのオオカミとオスのオオカミが出会い、赤ちゃんを産みオオカミの群れが形成されていきます。

赤ちゃんを一番大切に育てるオオカミ夫婦は食べ物をまずは赤ちゃんにあげるのです。愛情をたくさんもらい、安心感の中で成長した赤ちゃんたちは育ててくれた両親をずっと愛して尊敬しています。

ある程度まで成長した赤ちゃんの中には、新しい群れを作るために元々いた群から離れます。そして残ったオオカミ達は両親のもとで新しく生まれた赤ちゃんたちを一緒に育て、一緒に狩りをして過ごします。

赤ちゃんのオオカミたちは両親を一生尊敬するため、彼らは群れの中で「リーダー」や「主人」になろうとはしません。

また犬は元オオカミですが、オオカミとは違い、違う種の群れにいても上手く相手に合わせて、自分にとって利になるよう暮らす対応力を伸ばした動物です。

人は人。犬は犬で、互いのコミュニケーションが異なるため、そもそも違う種の動物をリーダーと認識できるかどうかも怪しいところです。

私たちが愛犬に伝えることは、人の社会の中でも楽しく生きていけるように教えることだと思います。

人と犬がお互いに寄り添いあい安心して過ごしていけるように、少しでもこの記事がお役に立てばと思います。

仕草がわかれば、犬の感情に寄り添うことができます。

今までは犬の行動、仕草に対してよく知らなかった方でも、自分のペースでゆっくり練習していくと観察する力がどんどんついていき理解できるようになっていくでしょう。

 

 

では、一度きりの人生、これからも楽しい”わんだふる”ライフをお過ごしください!

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